ヨハネは、愛の精神を実行する時にやってくる高尚な特権を信者に理解させようとした。このあがないの力は、心を満たして、他のすべての動機を支配し、その人を世の堕落した感化の及ばないところに高める。そしてこの愛が十分に力を発揮できるようになり、また、人生における原動力になった時、神と、彼らに対する神の取り扱いとに対する信頼と確信は完全になる。そうして彼らは、現在と永遠の幸福のために必要なものをすべて神から受けることができることを知って、信仰の確信に満ちて神のもとに来ることができた。「わたしたちもこの世にあって彼のように生きているので、さばきの日に確信を持って立つことができる。そのことによって、愛がわたしたちに全うされているのである。愛には恐れがない。完全な愛は恐れをとり除く」と、ヨハネは書いた。「わたしたちが何事でも神の御旨に従って願い求めるなら、神はそれを聞きいれて下さるということである。そして……なんでも聞きいれて下さるとわかれば、神に願い求めたことはすでにかなえられたことを、知るのである」。艱難から栄光へ 第54章 忠実な証人
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