歌は霊的な真理を心に印象づけるのに、最も効果的な方法の1つである。押しつぶされて絶望しかかっている魂が、長い間忘れていた子供時
代の歌の文句をきいて、ふと神のみ言葉を思い出し、そのために誘惑が力を失い、人生に新しい意義と新しい目的が生まれ、勇気と喜びを他人
にも分け与えるようになった例がどんなに多いことであろう。
教育の1つの手段として歌の価値を見おとしてはならない。家庭で、
美しい純潔な歌がうたわれるとき、人をとがめだてる言葉は少なくなり、
快活さと希望と喜びの言葉が多くなる。学校で歌がうたわれるとき、生徒たちは神と教師にますます近づき、また互いに親しみを加える。
宗教的な行事の一部分として、歌をうたうことは祈りをささげること
と同様に礼拝の行為である。事実、たいていの歌は祈りである。このことを認めるように子供に教えるとき、その子供は、自分が歌う言葉の意味をもっと深く考え、その言葉のもつ力にもっと心を動かされるであろう。
救い主がわれわれを神の栄光の照り輝いている天国の入り口に導かれるとき、み座のまわりにある天の合唱隊のささげる賛美と感謝の調べ
が聞こえて来るであろう。この天使たちの歌声が地上の家庭に反響する
とき、われわれの心は天の歌手たちにひきつけられるであろう。天の交
わりは地上から始まる。われわれは、この世にあって、天の賛美の基調
を学ぶのである。 教育 聖書の教育的価値
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