メラとエリム
棕櫚(しゅろ)の葉が茂り、清水しみずもわいて
砂漠(さばく)の旅の疲れをなおす
楽しい木陰のエリムに今休んでいるが
きのうは、見わたすかぎり岩と砂で
影1つない寂しいメラにいた。
広漠(こうばく)とした荒野の中に
このメラとエリムとがあって
同じ熱風がその上に吹きすさび
えんえんとした谷間にかくれ
同じ山々がとり囲んでいるのだ
わたしたちのこの地上の生涯の日も
つねにそうなのだ
苦難と歓喜は1日の行程のちがいであり
悲しみと喜びは近くに住んでいる。
神はわたしたちの苦難を歓喜に変え
ここちよい泉を与えられることがある
雲の柱をもって陰を与え、
棕櫚(しゅろ)の木陰にお導きになることもある。
それがなんであろう、時は長くない。
メラもエリムも過ぎ去って
泉も棕櫚(しゅろ)もやがて消えさるであろう。
そしてついにわたしたちは神の都に達するのだ
ああ、なんと楽しい国
人生の荒野のさすらいが尽きるところ
ああ、天上のきよいパラダイスよ。
ミニストリーオブヒーリング 精神療法
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