預言者エゼキエルの幻の中で、ケルビムの翼の下に人の手のようなものが見えた。これは、そのしもべに、彼らを成功させるのは神のみ力であることを教えるためであった。神がご自分の使者としてお用いになる人々は、神のみわざが自分たちに依存していると思うべきではない。有限な人間が、この責任を負うように任されてはいない。まどろむことがない神、常にそのご計画の完成のために働いておられる神が、ご自身の働きを押し進められるのである。神は悪人の目的をくじき、神の民に危害を加えようとする者の企てを、混乱させられる。王であり、万軍の主である神は、ケルビムの間に座して、国家間の争闘と騒乱の中に、その子らを、今なおお守りになる。天にあって支配される方は、わたしたちの救い主である。主はあらゆる試みを計り、すべての人を試みる炉の火を見守られる。王たちのとりでが破壊され、怒りの矢が神の敵の心臓をつらぬく時にも、神の民は神のみ手の中で安全である。
「主よ、大いなることと、力と、栄光と、勝利と、威光とはあなたのものです。天にあるもの、地にあるものも皆あなたのものです。……あなたの手には勢いと力があります。あなたの手はすべてのものを大いならしめ、強くされます」(歴代志上29:11、12)。
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