2021年7月24日土曜日

彼は幼少の時代から、自分の好みよりも義務を第一にしていた

  ヨセフはどのようにして堅固な品性を持ち、正しく知恵ある者としての記録を残すことができたのであろうか。彼は幼少の時代から、自分の好みよりも義務を第一にしていた。青年時代の廉潔、単純な信頼、高尚な性質が成人したのちの行動となって実を結んだ。純潔で素朴な生活が、肉体的、知的能力の両方が力強く発達するのに有益であった。神のみわざを通して神と交わり、信仰の継承者たちに伝えられた偉大な真理の数々を瞑想することにより、ヨセフの霊的な性質は高められ、気高くされ、他のどんな研究も及ばないほどに、彼の心を広げて強くした。最も低いところから、最も高いところにいたるまで、あらゆる場所にあって忠実に義務を果たしたことはすべての能力を最高の奉仕のために発揮する訓練となった。創造主のみこころに従って生きる者は、最も真実で最も高尚な品性を発達させることができる。「主を恐れることは知恵である、悪を離れることは悟りである」(ヨブ28:28)。

  人生における小さなことが、品性の発展にどんな影響をおよぼすかを悟っている人は非常に少ない。われわれのなすべきことで、ほんとうに小さいというものは1つとしてない。われわれが日ごとに直面する環境は、われわれの忠実さをためし、さらに大きな信頼を受ける資格がある者かどうかをためすために意図されている。平常の生活での事務や取引において原則を保ち続けることによって、心は快楽や好みよりも義務の要求を第一に考えるように習慣づけられる。このようにして訓練された心は、風にそよぐ葦のように善と悪との間にゆらぐことはない。彼らは誠実と真実の習慣をつけてきたために義務に対して忠実である。彼らは小さなことに忠実であることによって、大きなことにおいても忠実である力を得るのである。

人類のあけぼの エジプトにおけるヨセフ 

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