疑いと不信は、心と思いに有害な影響を及ぼし、多くの者が、人間の理論を神のみ言葉とおきかえている。人間の理性が、み言葉の教えよりも高められるべき時代になったと、公然と教えられている。正義について天来の標準である神の律法は、効力がないと宣言されている。すべての真理の敵は、人々に、神のおられるべきところに人間の制度をおかせ、人類の幸福と救いのために定められたものを忘れさせようと、欺瞞的な力で働いている。しかしこの背信は、ひろくひろがってはいるが、世界的なものではない。世界中の者がみな、不法で罪深いというわけではない。すべての者が、敵の側についているわけではない。バアルにひざをかがめない幾千の者、キリストと律法について、もっと充分に理解したいと熱望している多くの者、罪と死の支配を終わらせるためにイエスがまもなくこられることを「望み得ないのに、なおも望みつつ信じ」ている多くの者を、神は持っておられる(ローマ 4:18)。しかも、知らないでバアルをおがんできたのに、神のみたまがなおとどまっている多くの人々がいる。
―預言者と王・170、171ページ
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