キリストの時代に人々の心のうちにあった最大の欺瞞は、真理にただ同意することが義であるということだった。真理を理論的に知っているということだけでは魂を救うのに不十分であることが、人間のあらゆる経験を通して証明された。それは義の実を生じない。いわゆる神学的な真理を熱心に重んじることは、生活にあらわされる真正の真理に対する憎しみをしばしば伴う。歴史の最も暗黒な幾章かは、頑迷な宗教家たちの犯した罪の記録を背負っている。パリサイ人はアブラハムの子であることを主張し、神のみ言葉を所有していることを誇った。しかしそうした特典も、彼らを利己主義、悪意、利得への貧欲卑劣な偽善から守らなかった。彼らは、自分たちが世界で最も偉大な宗教家であると思っていたが、彼らのいわゆる正統派的な信仰が、栄光の主を十字架につけさせたのであった。 各時代の希望 第31章 山上の垂訓
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