2024年11月9日土曜日

なぜ愛するか

 「愛の告白なされると往々にして、恋人は、まるでだれかが愛する理由を言えるかのように「どうしてあなたはわたしを愛するのか」と尋ねます。愛はそれ自体が理由です。もし恋人が相手になぜ愛するかをつけることができれば、その答そのものが彼は本当に愛していないことを示しているのです。愛する理由として彼があげることは何であれ、それらはいつかなくなるかもしれません。そうすれば彼が愛だと思ったものも終わることでしょう。しかし、「愛は絶えることがない」から、愛は環境に依存することはありえません。ですから、何故愛するかという問いに答えられる返事は、「だから」です。「愛だから」愛します。それが愛だからにほかなりません。愛は、愛する者個人の資質であり、その人には愛があるから、対象の人物いかんを問わずに愛するのです。この真理はわたしたちが、愛の源である神のところに戻る時にわかります。神は愛であり、愛は神のいのちです。しかし、神の存在の説明することは不可能です。愛についての、人間のもつ最高の概念は、わたしたちは愛されたから愛する、または、愛する対象が愛すべきだから愛する、です。しかし、神は愛らしくない者を愛され、神を憎む者たちを愛されます。「わたしたちも以前には、無分別で、不従順な、迷っていた者であって、さまざまの情欲と快楽との奴隷になり、悪意とねたみとで日を過ごし、人に憎まれ、互に憎み合っていた。ところが、わたしたちの救主なる神の慈悲と博愛とが現れたとき、わたしたちの行った義のわざによってではなく、ただ神のあわれみによって、・・・わたしたちは救われたのである。」(テトス3:3-5)「なたがたが自分を愛する者を愛したからとて、なんの報いがあろうか。」「それだから、あなたがたの天の父が完全であられるように、あなたがたも完全な者となりなさい。」(マタイに5:46,48)  

THE GLAD TIDING よきおとずれ ガラテヤ人への手紙に見る福音 E. J. ワゴナー

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