2025年3月15日土曜日

人々が救い主の招待をこばむ時にはいつでも、彼らはサタンに負けているのである。

 ガダラ人と出会ったことは、弟子たちにとって教訓となった。そこにはサタンが全人類をひきずり込もうとしている堕落の深みと同時に、そのサタンの力から人を解放されるキリストの使命が示されている。悪鬼にとりつかれて墓場を住居とし、激情を制御できず、いまわしい欲望のとりことなっていたこのみじめな人間どもは、人がサタンの支配下にまかされる時にどんなことになるかを示している。サタンの影響は、たえず人々の感覚を混乱させ、心を支配して悪へ向け、暴力と犯罪とをそそのかすことに集中される。サタンは肉体を弱くし、知性をくもらせ、魂を堕落させる。人々が救い主の招待をこばむ時にはいつでも、彼らはサタンに負けているのである。今日、人生の各方面において、家庭で、商売で、また教会の中でさえ、多くの人々がキリストをこばんでいる。暴力と犯罪が地にひろがり、道徳的暗黒が死のとばりのように人々の住居をおおっているのはこのためである。サタンは見かけのよい誘惑で人々をだんだん悪い方へひつばって行って、ついにはまったく堕落させ、破滅させてしまうのである。サタンの力に対するただ一つの防備はイエスのこ臨在のうちにある。人類と天使の前で、サタンは人類の敵であり、人類を滅ぼす者であることがばくろされた。一方キリストは人の友、また人を救うお方であることが示された。キリストのみたまは、品性を高め、性質を高貴にするような一切のものを人のうちに発達させる。それはまた肉体と精神と魂によって神の栄えをあらわすように人を築きあげる。「というのは、神がわたしたちに下さったのは、臆する霊ではなく、力と愛と慎みとの霊なのである」(Ⅱテモテ1:7)。神は「そのために、わたしたちの福音によりあなたがたを召して、わたしたちの主イエス・キリストの栄光(品性)にあずからせて下さるからである。」また「更に御子のかたちに似たものとしようとして」、われわれを招かれたのである(Ⅱテサロニケ2:14、ローマ8:29)。 各時代の希望 

第35章 「静まれ、黙れ」

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